サウンディングとは何か?【目的・種類・方法】【分かりやすく解説】

地盤・土質関係

 サウンディングとは、ロッドと呼ばれる単管などの先端に抵抗体(コーン、スクリュー端、サンプラー等)を取り付けて、地面に直接貫入させて行きその抵抗から地盤の硬さや、地層の状況などを調べる地盤調査方法のことを言います。

サウンディングを行う目的は?

 サウンディングを行う目的は、地上に構造物を作る際や斜面の保護工を行なう際に、対象箇所の地層や地質を知ることで安全性の担保された確かな設計を行うことにあります。

 土木構造物を作る際や、斜面の保護工を行う際には必ずといっていいほど行うものなので、しっかりと頭に入れておきましょう。

サウンディングの種類は?

 サウンディングは大きく分けて下図のように「静的サウンディング」と「動的サウンディング」に分類することができます。

           図ー1 サウンディングの分類   (地盤工学会より引用)

 静的サウンディングの中で代表的なものをいくつかあげます。

  • スウェーデン式サウンディング
  • ポータブルコーン貫入試験
  • オランダ式二重管コーン貫入試験

などが挙げられます。こちらについては、それぞれの記事で詳しく解説していきます。

 動的サウンディングの中で代表的なものは、

  • 簡易動的コーン貫入試験
  • オートマチックラムサウンディング

などが挙げられます。こちらについても、それぞれの記事で詳しく解説していきます。

サウンディングの方法は?

 サウンディングの方法については下記のようにまとめることができます。

・静的サウンディングは、ロッドの先に取り付けた抵抗体を回転による貫入もしくは圧入させた際の抵抗値を調べ、地質を調査します。

・動的サウンディングは、ロッドの先に取り付けた抵抗体をハンマーを用いて打撃し、その打撃回数から地質を調査していきます。

まとめ

今回はサウンディングの目的・種類・方法について解説しました。

それぞれの種類については、別の記事として詳しく解説してありますので、そちらも合わせてご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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